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子どもが走り回るのは何歳まで?行動理由と外出がラクになる対処法

幼児期の子どもが走り回る|理由・対策・ママの心のケア 子育て

「周りの目が気になって外出が憂鬱」
「私の育て方がだめなのかな…?」
「発達に問題があるのかな?」

走り回る幼児期の子どもを見ながら、そんな不安を抱えているママさん!

「いつまで続くの?」「他の子と違いすぎて不安」「正直静かにじっとしてほしい」
毎日そんな気持ちを抱えながら、一人で悩んでいませんか?

子どもが走り回るのは、幼児期の子どもの発達にとって、「走り回る」ことが必要な行動だからなのです。

幼児期の子どもは、脳や体が止まることなく成長し続けているため、発達や感情の発散として走り回ることが多くなります。

とはいえ…幼児期の子どもが走り回ることが悪いことじゃないのはわかっていても、毎日のこととなると大変で、「時と場所を考えられるようになってほしい」と思ってしまいますよね!

この記事では、子どもが走り回るのは何歳までなのか、なぜ幼児期の子どもは走り回るのか、そして子どもが走り回るときの声かけや対処法をお伝えしていきます。

一人で抱え込まず、一緒にこの時期を乗り切りましょう!

【🔦この記事を読むとこうなれる!】

✅外出先で「走らないで!」が半分になる
✅周りの目より子どもの安全と成長に意識を向けられる
✅「走る=問題」から「成長のサイン」へ認知が切り替わる

子どもが走り回るのはなぜか?幼児期の発達で見る4つの理由

子どもが走り回るのはなぜか?幼児期の発達で見る4つの理由を解説しています

幼児期の子どもが走り回る理由は大きく分けて、身体発達、脳の成長、感覚の調整、感情表現の4つが挙げられます。

中には気をつけて見てあげた方がいいこともありますが、まずは発達段階に合わせて順番に理由を見ていきましょう。

子どもが走り回る理由①体の発達

子どもが走り回るのは、まさに幼児期の体の発達が順調に進んでいる証拠です。
幼児期の子どもは、歩くことができるようになった喜びと、自分の足で自由に動き回れる楽しさを走り回ることで表現しているのです。

幼児期の子どもにとって走ることは、「楽しい遊び」そのもの!

体で風を切るスピード感や、足で地面を蹴る時に一瞬体が宙に浮く感覚が、何にも代えられない心地よさを与えてくれます。

また、筋力やバランス感覚がまだ発達途中の幼児期の子どもにとって、「ゆっくり歩く」という微調整はとても難しいんです。
走り回る幼児期の子どもを見たら「元気いっぱいに成長している」と捉えてあげてくださいね。

子どもが走り回る理由②脳の成長

子どもが走り回る先には、「好奇心」「興味」の対象がある場合が多いです。
「あれは何だろう?」「こっちに行ってみたい!」という探究心が、幼児期の走り回る行動として現れているのです。

まだ成長途中の幼児期の子どもは、視覚や言語の発達と重なって、「これは何?」「なんで?」という疑問がどんどん湧いてきます。
その疑問を解決するために、体を使って確かめに行こうとしているのです。

「うちの子は落ち着きがない」ではなく「好奇心旺盛で脳が元気に成長している証拠」
実際、6歳までに脳の重量は大人の約95%まで成長するといわれていて、今まさにその真っ最中なのです。

実は、脳科学の研究では「知的好奇心こそが脳の発達にとって最高の栄養」だということがわかっているんです!
だからこそ、この幼児期という黄金期に、どんな体験や声かけがあるかで、そのあとの子どもの能力は無限に広がってゆくのです!
日常の中でできる工夫や、脳を伸ばす声かけについては、幼児教育しないなんて損!子どもの可能性を引き出す子育て術 に詳しくまとめていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

子どもが走り回る理由③感覚の調整

子どもが走り回る理由の一つに、幼児期の体の感覚を整える働きがあります。

私たちの体は、いつも音や光、触った感覚など、たくさんの刺激を受け取っています。
それを脳がうまく整理して、「どう反応すればいいか」を決める力を「感覚統合」と言います。

まだ成長途中の幼児期の子どもは、この力が発達している最中です。
そのため、体の中に溜まったエネルギーや刺激を、走ることで調整しようとしています。

大人で言えば、ストレス発散のようなもの!
走り回ることで体の感覚を整えて、心を落ち着かせようとしているんです。

これは問題行動ではなく、幼児期の子どもなりの上手な体の調整方法というわけです。

子どもが走り回る理由④気持ちを表現している

子どもが走り回るのを見て、多くのママが「走り回るのは問題行動かも?」と思いがちですが、実際は幼児期の子どもにとって走り回ることは、気持ちの表現方法でもあります。

大人は言葉で気持ちを伝えられますが、幼児期の子どもはまだ言葉が十分ではありません。

「ただ走り回っているだけ」に見えても、実は「なんだかモヤモヤする」「さみしい」などの気持ちを抱えている可能性があるのです。
きょうだいの誕生や引っ越し、保育園でのクラス替えなど、環境の変化がきっかけで走り回ることが増える場合もあります。

走り出すようになった時期なども、判断材料になりますよ!

いつもと違って急に走り回ることが増えたり、なかなか落ち着けない様子が続いたりするときは、ちょっと注意深く見てあげてください。イライラや不安、緊張といった言葉にできない気持ちを、体を動かすことで表現しているかもしれません。

子どもが走り回るのは何歳まで?

子どもが走り回るのは何歳までかを答えています

結論から言うと、未就学児(0〜5歳)から小学校低学年(6〜8歳)ごろまでは走り回るのがごく自然です。

年齢が上がるにつれて、ただ動き回る行動は徐々に減り、ルールのある遊びやスポーツなど、目的のある動きへと移行していきます

幼児期の子どもは、体の発達・感覚の統合・好奇心の強さがピークになる時期であり、走ることが成長に必要な「遊び」そのものなのです。

これは、子どもの性格や環境によって違うため、「何歳で完全に落ち着く」という線はありません。“走ること自体”を止めるのではなく、社会のルールを教えながら、安心して体を動かせる時間と場所を確保することが大切です。

子どもが走り回るときの具体的な3つの対処法

子どもが走り回るときの具体的な3つの対処法を説明しています

子どもが走り回る理由がわかったら、次に大事なのは「今日からできる具体的な対応」です。
走り回るのには意味がありますが、とはいえ日常生活の中で困る場面があるのも事実…

そこでここからは、幼児期の発達を踏まえながら、効果が出やすく、実践しやすい3つの対処法を紹介します。

どれもすぐ始められる方法なので、あなたの生活に合うものから取り入れてみてください。

「止める」から「誘導する」声かけ術

走り回る子どもに、「走らないで!」と言ってもなかなか聞いてくれないですよね。

実は、「〇〇しないで」という声かけより、幼児期の子どもが「やってみたい!」と思える提案の方が効果的なのです!

スーパーで走り回るとき「お買い物探偵になってくれる?」
→ 「今日はお豆腐を探す探偵をお願いします」と役割を与える!

家の中で走り回るとき「忍者ごっこしようか?」
→ つま先立ちでそーっと歩く遊びに変換

レストランで席を立ちたがるとき「座ったままでできるクイズしようよ」
→ 「今日食べたものを3つ言えるかな?」など、座ったままできる遊びに誘導

電車やバスで「窓の外で○○(例:青い屋根のお家)を見つけたほうの勝ちね!」
→ 座ったまま外を見る楽しみを作る

いかに子どもの意識をずらすかを考えてみましょう。

このように、移動中や待ち時間に子どもとできるゲームは他にもあります。
実際に私もやっていたことを『幼児教育って何するの?忙しいママでもできる日常の工夫や遊び』に記載しています。
遊びのバリエーションを増やすことで、楽しく過ごせるようになりますよ。

たとえばお子さんの好きなキャラクターや興味あるものと絡めて考えるのもおすすめです!
例)プリンセス好きの子には「お姫様はゆっくりお上品に歩くんだって
  電車好きの子には「次の駅まで安全運転でお願いします」など。

場所とタイミングの提案術

幼児期の子どもは、「走っちゃダメ」と行動を止められるよりも、「ここなら走っていいよ」と“走っていい場所”を示された方がぐっと理解しやすいのです。

全部を否定するのではなく、走る場所やタイミングを『限定して許可』してあげることで、子どもの気持ちを潰さずに、行動をコントロールしやすくなります。

これは発達心理学的にも、禁止よりも「条件つきの肯定」のほうが子どもが受け入れやすいという特徴があるためです。

家の中での「走っていいゾーン」を決める
リビングの一角や廊下など、「ここだけは走ってもOK」という場所を作ります。「走りたくなったらここに来てね」と伝えておくと、子どもも納得しやすくなります。

スーパーや病院など外出先では「走る時間」を先に作る
公園に着いたら「まずは10分間、思いっきり走ろうか!」と提案します。先に発散させてから、静かに過ごす場所へ移動すると比較的落ち着いてくれます。

場所ごとのルールを明確にする
「スーパーは歩く練習の場所だよ」「病院は静かにする場所だよ」と事前に伝えておきます。場所ごとのルールがあることを少しずつ覚えてもらいましょう。

「あと○分したら走れるよ」の声かけ
今すぐ走りたがるときは「お買い物が終わったら外で走ろうね」「あと5分待ったら公園に行けるよ」と見通しを立ててあげると、我慢しやすくなります。

混雑する時間を避ける作戦
スーパーなら夕方のピーク時を避ける、病院なら予約時間を調整するなど、できる範囲で人が少ない時間を選ぶのもおすすめです。周りの目が気になる度合いが変わります。

場所やタイミングのメリハリがつくと、親子ともにストレスも減るでしょう。

幼児期の子どもにも、時には『社会のルール』を伝えることも大切です。
たとえ叱ってしまうことがあっても、それは悪いことではありません。
ママがやりやすいやり方を見つけていきましょう。

それでもうまくいかないときは?【発達の相談の目安】

走り回る子どもに対していろいろな方法を試しても、「やっぱりダメだった…」という日の方が多いかもしれません。

でもそれが普通なんです。
声かけを工夫しても、場所を変えても、結局走り回ってしまう日がほとんどだと思います。
幼児期の子どもにとって、それほどじっとしていることはとても難しいことなんです。

多くの場合、4歳ころから少しずつ落ち着いてくると言われています。
ですが個人差はあるものの、心配になることもありますよね。

【相談の目安】
・保育園や幼稚園で落ち着きのなさが集団生活に影響している
・走り回る行動とともに言葉の発達が気になる
・怪我や危険な行動が多くなってきた

このように、生活するうえで何か不安に感じてきたら、かかりつけ医や発達支援センターへの相談をおすすめします。

もし何か支援が必要な場合でも、早めにわかれば子どもに合った関わり方を教えてもらえるので、年齢に関係なく、ママが不安を感じ始めたら、一度相談してみると良いでしょう。

ママの不安な気持ちを聞いてもらうだけでも心が軽くなり、早期対応にもつながります。

子どもが走り回るのがつらいときに試したい考え方

子どもが走り回るのに疲れたママに、心に余裕を持てる考え方を紹介しています。

「いつまで続くの?」
「迷惑になっちゃうから外出しづらい…」


走り回る子どもを見ながら、そんな不安を抱えているママは多いものです。
何歳まで続くかは個人差があり、ほとんどの子は成長とともに落ち着いてきますが、中にはその子の特性で長く続く場合もあります。

毎日のことだからこそ、苦しく感じてしまうこともあると思いますが、ゆっくりだけど確実に、子どもは成長しています。

実際に私が乗り越えた考え方をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

周りの目を気にしすぎない

「また走り回って、周りの人に迷惑をかけてしまった…」

そんなふうに感じて、外出が憂鬱になっていませんか?
でもあなたが思うほど、実際に周りの人は幼児期の子どもが走り回る姿を見ても何も思っていないことがほとんどです。

むしろ子育て経験のあるママたちは「あー、懐かしい。うちもあんな時期があったな」「お母さん、頑張ってるな」と思っています。

お年寄りの方も「子どもらしくて元気でいいじゃない」「昔はもっと幼児期は走り回ってたよ」という人が多いですし、独身の方や子どもがいない方でも「子どもって元気だな」程度にしか思っていません。

たしかに中には眉をひそめる人もいるでしょう。
でもそういう人は、完璧に静かにしていても何かしら文句を言うタイプです。

走り回る幼児期の子どもを必死に追いかけ、子どもときちんと向き合っているあなたを、周りはそんな厳しい目で見ていませんよ。
堂々としていて良いのです。

自分を責めすぎない

「私の育て方が悪いから、うちの子は走り回るのかな…」
「他の子はあんなに静かなのに、なんでうちの子だけ?」

まず知ってほしいのは、子どもが走り回るのはあなたの育て方のせいではないということです。

持って生まれた性格や気質、発達のペースは一人ひとり違います。
同じように育てても、兄弟姉妹で全然違う性格になることがあるように、子どもの行動はママ一人の責任ではありません。

「あの子は静かなのに、うちの子は…」と比べてしまう気持ちもよくわかります。
でも今は静かな子も、家では走り回っているかもしれませんし、別の場面では大変なことがあるかもしれません。
見えている部分だけで比べても意味がないんです。

そもそも、完璧な子育てなんて存在しませんし、育児書通りにいかない日の方が多いし、毎日試行錯誤の連続です。
子どものために毎日必死に子育てしているだけで、あなたは十分素晴らしいお母さんですからね。

この時期の時間は無駄じゃない

「幼児期の子どもが走り回るのは何歳まで続くの?」という質問に、明確な答えはありません。
早い段階で落ち着く子もいれば、もう少し時間がかかる子もいます。
でも、そんな不確実な状況だからこそ、不安になってしまいますよね。

知っておいてほしいのは、今のこの大変な時期も決して無駄な時間ではないということです。
毎日走り回る幼児期の子どもを追いかけながら、あなたは子どもの安全を守り、愛情を注ぎ続けています。
その積み重ねは、必ず子どもの心に届いています。

将来振り返った時、「あの頃は大変だったけど、一生懸命だったな」「あの時期があったから今がある」と思える時が必ず来ます。

答えが見えない時期だからこそ辛いけれど、今この瞬間もあなたと子どもにとって意味のある時間です。
終わった時間は決して戻ってこないので、今日一日を大切に過ごす方法を考えていきましょう。

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まとめ|幼児期の子どもが走り回るのは悪いことじゃない

幼児期の子どもが走り回るのは悪いことじゃないということを伝えて、記事のまとめています。

幼児期の子どもが走り回るのは、体と脳の順調な発達の証拠です。
感覚を調整したり、言葉にできない気持ちを体で表現したりしている、とても自然な行動なのです。

声かけを工夫したり、場所やタイミングを調整したりすることで、少しずつ改善していくこともあります。
でも正直に言うと、どんな方法を試してもうまくいかない日の方が多いかもしれません。

それでも大丈夫
周りの人はあなたが思うほど厳しく見ていませんし、あなたの育て方が悪いわけでもありません。「いつまで続くの?」という不安に明確な答えはありませんが、今のこの時間は決して無駄ではありません。

毎日走り回る幼児期の子どもを追いかけながら、疲れを感じることもあるでしょう。
でも、その元気な姿は健やかな成長の証です。

持って生まれた性格って、ママの育て方とは関係ないんです。
『活発な子もいれば、のんびりな子もいる』
それはその子の個性です。

「正しい育て方」なんて、実は誰にもわからない…
同じように育てても兄弟で性格が全然違うように、幼児期の子どもの行動に「誰が悪い」もないんです。


成長を一番近くで見守っているあなたは、誰よりもその子のことを理解している特別な存在なんです。

完璧な子育てなんてありません。
少しでもこの記事から、明日からの声かけやママの心が楽になるヒントが見つかれば嬉しいです。

普段はnoteで、幼児教育についても発信しています。

「幼児教育は、将来のその子の性格や能力を形成するための準備」

幼児教育をすることで、子どもは自分の気持ちを整理し伝えることができるし、ママは育児がラクになる!

知育、英語、お金の教育、性教育の4つを軸に、幼児教育について発信しているので、ぜひこちらも見に来てくださいね。

✅ Ciel|子どもの可能性を引き出す幼児教育オタク|note

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